「小学校の国語ができれば、ビジネスにも強くなるって知ってましたか?」
子どもを持つ親にこう話しかけたくなる本。
世の中で生きていくために必要な論理力は、
小学校6年間で既に学習済みという。
それでも、なぜ「教科書の読めないこども」が増えているのだろうか。
小学校の国語で論理力については十分学習している。
ならば、論理力が磨かれてなくてはおかしいのだが、それがうまくいっていない。
おそらく習ってはいるが、部分的で、知識の統合ができていないからだろう。
本書では、小学校国語の体系を論理力という視点からわかりやすく書いてある。
論理力は次の3つのステップで構成されているという。
1.把握力
情報を収集して、整理する力。
情報収集のときには、もれなくダブりなくする。
情報は具体と抽象を行き来させて確認する。
2.思考力
分析→解釈→検証という思考過程をたどる。
前提条件と今起きていることを明確にする。
その上で、仮説検証を行う。
3.伝達力
伝達力は把握力+思考力。
それがなくては、ただのおしゃべり。
意見を先に伝え、理由は後に述べる。
立場を対比させて、聞く力も大切。
本書には論理力のフレームが書いてある。
もう一度、大学の初年次教育を見直したい。
一冊20分程度で読める速読術「レゾナンスリーディング」で本を読んでいます。
興味がありましたらこちら(https://resonance-miyagi.peatix.com)をご覧ください。
記事は「方眼ノート」で書いています。こちらも近日ご案内をします。