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『地図から消される街』

  • 執筆者の写真: 山崎泰央
    山崎泰央
  • 2018年4月9日
  • 読了時間: 2分

地図から消される街
地図から消される街

本書を読むと、こう、思わざるを得ない。

このままでは第2、第3のフクシマがまた生まれる。


避難指示解除が出ると、それまでの強制避難者が自主避難者へと変わる。

しかし、帰還したくとも除染への不信から帰れない。

そこへ、住宅補助の減免や廃止。


国や自治体を信じて、一時的な生活と思っていた避難者。

避難先に根を下ろすことのできなかった人たちは、

もともと少ない収入から、家賃の支出が始まる。

そして生活困窮へ。


ところが、避難者の多い東京都は「避難者は都民ではない」と差別。

東京都に住んでいるにもかかわらず、そして同じ日本人であるのに。


避難者が東京都に根を下ろすことができなかったのは、

国や行政が無理な帰還をさせようと躍起になっていたからに他ならない。

そこには、原発再稼働という大きな目的があった。


いまの日本は弱者が消されていく社会。

「自己責任論」なんて、それの最たるもの。

初期条件の違いを見ていない。

同じ条件での競争を考えていない。

スタートラインがそもそも違いすぎるのだ。

機会を均等にして「よーいどん!」という競争ではない。


結局、帰還指示解除で得をするのは、

政府であり、地元自治体であり、東電であり、

そして、原発に頼る電力会社でしかない。



一冊20分程度で読める速読術「レゾナンスリーディング」で本を読んでいます。記事は方眼ノートでつりました。興味がありましたらこちら(https://resonance-miyagi.peatix.com)をご覧ください。


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